よくあるお悩み

2017年4月20日 木曜日

30年物の腰痛!!

先日、当院に一本の電話がかかってきたtelephone
患者さん:「先生、〇〇と申します。覚えてますか?」
私:「あ~、〇〇さんお久しぶりです。」
実はこの方、たま~にスポーツクラブでお会いする方で、酷い腰痛持ちだという事は聞いていました。
スポーツクラブでお会いする度にこの方は 「もう30年以上前から、腰から右脚が痛くて痛くて、シビレも酷くて、すべり症と狭窄症の手術を3回もやったし、マッサージ、指圧、整体、カイロ、針など、人から聞いて、良い、と言われた所は全部行ったし、とにかく何をやっても治らないのよ~!」と言ってくる。
私は、「だから早くうちに来ればいいじゃないですか!」というが、この人は、「距離が遠い」、だの、「寒いから」、だの、訳の分からない言い訳をして、なぜか先延ばしにしようとしてくる。
まぁ、あらゆる治療を受けても治らなかった訳だから、今思えば、殆ど諦めていたのかも知れない。think
しかし、とうとう痛みの限界を超えたらしく、 「先生、もう限界です。何とかして~bearing」 と当院に飛び込んできた!
来るなり、この人は、「完全に治らなくてもいいから、少しでも楽にして欲しい」などと言ってきたpout
私は、「完全に治らなくてもいいの?」と聞くと、この人は、「だって、治るわけないじゃん!今までさんざん、ゴッドハンドpaperと呼ばれる先生達の治療を受けまくってきたのに、治るどころか余計に酷くなってるんだからimpact
「ゴッドハンド!!」 私の最も嫌いな言葉であるpunchimpact
それはさておき、とにかく検査をしてみた。 
腰の筋肉が、びっくりするほど、カッチカチだったcoldsweats02 これじゃ~痛い訳だ! 今までのゴッドハンドは、一体何をやってきたんだろうか??
「〇〇さん、腰から脚の痛み、シビレ、冷えの原因は腰の筋肉の緊張だから、これを柔らかくしてしまえば、かなり楽になると思うよ。」 と伝え、患者さん半信半疑のまま施術開始!
30分後、最初より大分筋肉が柔らかくなってきたところで、ベッドに寝た状態のまま今の症状を聞いてみた。すると、
「あれっ!いつもは寝てても痛みとシビレがあったのに、今は、そのどちらも無い。しかも、あんなに冷たかった脚が、凄く温かくなってきたhappy01」とかなり驚いた様子eye
しかし、私としては、ここで終わる訳にはいかない! 
もう少し筋肉を緩めたところで、今度は立ち上がってもらった。
起き上がり時の痛みは全く無い。そして、前屈、後屈、回旋など、色んな動きをしてもらったが、殆どの症状が無くなっていた!唯一あったのが、右脚の太もも前面が、ほんの少しだけ張った感じがする程度。
「まさか、ここまで痛みが取れるとは思わなかった!何で今まで30年間も痛みが取れなかったの?」と、聞かれたが、それは私にも分かりませんcoldsweats01 一つ言える事は、医療は結果が全てだと言う事です。良い結果が出なかったとすれば、その方法は間違っていた、としか言い様がありません。
それにしても、30年間はさすがに長い!せめて、6年前に出会ったその時に、私が施術をしていれば、少なくとも6年前には痛みは無くなっていたかも知れないのに!
とは言っても、今更、過去のことを悔やんでも仕方がない! 人は誰しも、色んな間違った道を進み遠回りをして、ようやく正解にたどり着く (たどり着かない人もいるかもしれないが)! 
もし、私の施術が、この方にとっての正解だったとすれば、これまでの30年間は決して無駄ではなかった!のかも知れない。
これからも同じような状況で苦しんでおられる方々を一人でも多く一日でも早く正解に導く事ができたなら、私はそれで本望です。confident
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投稿者 共生ことぶき整骨院 | 記事URL

2017年4月10日 月曜日

体が柔らかいとは、どういうことか!?

体が柔らかいと言うと普通は、前屈がピタッとできるとか、脚が180度開脚できるとか、背中で合掌ができるとか、いわゆる関節の柔らかさを想像する人が殆どだと思います。それはそれで間違いではありませんが、実は、関節の柔軟性と筋肉の柔軟性は必ずしも一致しません。 こう言うと一般の方は「筋肉が柔らかいから関節が柔らかいんじゃないの?」と思うかも知れませんが、関節の柔軟性の4割以上が実は靭帯の柔軟性なのです。当院にも、関節はそこそこ柔らかいのに筋肉が硬いという方が多く来られます。
ストレッチを毎日やって、関節可動域はかなり広がったとしても、筋肉は柔らかくなるどころかかえって硬くなることが多々あります。つまり筋肉が硬いまま可動域が広がるということは、関節を繋いでいる靭帯にかなりの負担をかけ、また、関節が不安定になっている、という事が言えます。
スポーツ選手や格闘家のような人達は、硬いよりも柔らかい方が怪我をしにくい、と言いますが、実はそうとも限りません。確かにパフォーマンス向上には柔らかい方が良いのは事実ですが、柔らかすぎるとかえって大怪我をするリスクが高くなるのも事実です。この事については、また別の機会に詳しくお話します。

この写真の女性は、私の友達でヨガのインストラクターをしています。普通に考えたら施術前の写真でも充分柔らかいのは誰が見てもわかると思います。しかし、やはりそこは彼女もプロなので、これくらいでは満足出来ず、毎日頑張っていたが、ここから先が伸び悩んでいたそうですthink 彼女曰く、「体が弓なりに反るのではなく、腰がペキッと折れ曲がるようになりたい、出来れば、足の裏が床に着くところまでいきたい」という希望ですた。
写真でも分かるように、ここまで反れるので靭帯が柔らかいことは分かるが、筋肉はどうかsign01 うむ、やはり硬いthink つまり彼女は、ほぼほぼ靭帯の柔軟性のみでここまで曲がるようになったという事ですcoldsweats02 それはそれで凄い事だが、靭帯の柔軟性に筋肉の柔軟性が加われば関節はもっと曲がるようになる、ということです。では、どうすれば筋肉は柔らかくなるのか!?
普通は、マッサージ、整体、ストレッチ、と考えるのが一般的ですが、もしそれで柔らかくなるのであれば、この女性はとっくに、足が床に着いてます。 当然そのようなことはしませんsmile
そして施術開始、約30分後(写真内に「アフター、1時間」とありますが、これは施術前後の検査の時間も含みます)。 明らかに腰の可動域が大きく広がってるのが分かります。角度を見れば一目瞭然です。
彼女曰く「たった30分で、しかもこんなに簡単なことで、ここまで効果が出るんですか?」と、かなり驚いた様子でした。
この日は、彼女が時間が無い、ということで30分で終了しましたが、それでもこれだけの施術効果が出ます。このまま続けていけば間違いなく足が床に着くことが出来ます。
今後の経過については、追って報告します。

どのようなスポーツでも言えることですが、どんなに頑張っていても必ず伸び悩む時期があります。勿論ある程度の努力は必要ですが、それ以上向上しないということは、何かが足りないか、もしくは間違った事をやってる可能性がありますbearing ここは冷静になってチョット視点を変えてみると、意外と簡単にパフォーマンス向上することは可能です。
同じような悩みを抱えている方、どんなに時間をかけて考えても、まず解決する事はありません。何故なら、人間の脳は、過去の記憶や経験からでしか行動できないからです。もし過去の記憶や経験に正しいものがあれば、とっくに悩みは解消している筈です。 
では、どうすればいいのか? 簡単ですsign01 知っている人に聞けばいいのです。
勿論、どんなに効率よくやっても、人間には限界というものがありますし、上には上がいます。永久に向上し続けていく、という訳ではありません。 そのことを踏まえ、自分はまだまだ進化するのか、それともここが限界なのか!そこを見極める為には、いずれにしても、知識のある専門家に任せるのが一番の近道です。
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投稿者 共生ことぶき整骨院 | 記事URL

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2017/10/17

11月の休診日、診療日一部変更のお知らせ。

手技療法研修会出席の為、
11月6日(月)
休診とさせて頂きます。
その振替診療として、
11月3日(金)祝日
通常診療とさせて頂きます。

ご迷惑をおかけしますが、
      よろしくお願い致します。

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