よくあるお悩み

2017年5月15日 月曜日

医療の本来あるべき姿

今更ながらですが、当院は根本的な改善に導くことを目的とした根本改善の専門院です。
痛み止めやブロック注射のような、その場しのぎの誤魔化す治療は一切行っておりません。
また、一般的な整体院や接骨院でよくありがちな、その場の気持ちよさを目的とした「リラクゼーション」や「美容整体」(結果的に美容につながる事はあります)ではありません。
その為、施術にかかる時間も一定ではありません。
当院は、施術時間の長さではなく、高いレベルの手技や治療効果を提供することが目的です。
症状によっては施術に長い時間を要することもありますが、いかに短時間で、最大限の効果を出すか、これこそが高レベルの技術の最も重要な条件になります。

あなたは、こんな認識をお持ちではありませんか?
◎強いマッサージの方が効く
◎施術時間が長い方が効果がある
◎痛いところを直接施術したほうがいい
◎料金が安い方が得
◎飲み薬や湿布、注射で治る
◎歳だから仕方がない
◎治療家や医者が100%治してくれる

これらの考えをお持ちの方はまず永久的に、治ることは難しいでしょう。
もし、このような考えで病気や痛みが治るのであれば、これ程までに多くの患者さんが溢れかえることはまず有り得ません。
もっと冷静になって周りをよく見つめ直せば判ることです。
年々、医者や病院の数は増え、医療技術も進歩している?!ハズなのに、病人や痛みを訴える人の数は増加の一途です。
何かがオカシイと思いませんか?
今まで常識だと思って信じていたものが、180°覆されることは、非常に怖いことです。しかし、正しい認識を持たなければ結局苦しむのは患者様本人なのです。

まず、多くの方が間違った認識の一つに、身体に出てくる症状(痛み、シビレ、熱、重い、だるい、気持ち悪い 等)これ自体が悪いもの、という考え方です。
勿論、こういった症状は無いに越したことはありませんが、これらは、もし身体に何か異常が発生した時は、症状を表面化することで異常を伝えてくれる、非常に大切な機能なのです。仮に、この機能が無かったとしたら、身体に異常があってもそれに気付く事が出来ず、最悪、死に至ることもあります。
ここで大事なことは、表面の症状だけにフォーカスするのではなく、大元の原因は何なのか?ということです。

例えば、風邪にかかって熱や咳が出た時に皆さんはどうしますか?
恐らく多くの方は、解熱剤や咳止めといった風邪薬を飲むと思います。
実は、熱、咳、鼻水が出るというのは、人間が本来持っている免疫反応なのです。
免疫機能が菌やウイルスと戦っている時は必ず炎症反応が起きます。そして、戦って死滅した菌やウイルスを外に排出する為に咳や鼻水が出ます。これは病気が治る過程で非常に大事な反応です。
それを、薬によって熱を下げたり、咳や鼻水を止める、というのはどういうことか?
つまり、せっかく働いている免疫力を低下させ、戦いを止めさせる、ということになります。これで、「治った」と言えるのでしょうか??
勿論、耐え難い激痛がある場合は、薬を飲まざるを得ませんが!

また、高血圧の方で、降圧剤を飲まれている方は多いと思います。
高血圧の本当の理由も分からず、また知らされず、ただ高いというだけの理由で、先生に言われるがままに飲み続けている方が殆どです。
血圧というのは、必要に応じて上がったり下がったりします。
つまり、血圧が高くなるのは、高くなる必要があるから上がっているのです。
体の細胞の全ては血液から再生されます。筋肉も骨も皮膚も内臓も毛も血液が循環して変化することで代謝を繰り返しています。
また、血液中の酸素を体中に運ぶことによって、人間が活動する為のエネルギーを作っています。
高齢者が高血圧になり易いのは、筋肉や血管が硬くなって血流が悪くなる為に、若い頃の血圧では隅々まで血液が行き渡らなくなるので、それを防ごうと、人間が本来持っている恒常性(ホメオスタシス)が絶妙にコントロールした結果なのです。
それを、薬によって無理矢理下げたらどうなるか?
当然、身体の隅々まで血液が行き渡らなくなる為、必要なエネルギーが作られず、様々な障害が出てくることは容易に想像できます。
(注:もともと低血圧の方が何らかの原因で突然200近くまで上がった、などのような時は、取り敢えず下げなければいけない、ということもあります。)
つまり、こういった医療行為は、症状の大元の原因にはフォーカスせず、症状だけを消して、何も無かった事にしてしまおうという、以前どこかの国で、正面衝突した特急電車を地中に埋めて何も無かった事にしてしまおうとした行為と、何ら変わりません。
これを俗に対症療法と言います。
これでは何も解決した事にはなりません。
病気が何であれ、人間は本来、身体に異常をきたした時に、元の正しい状態に戻ろうとする機能、恒常性(ホメオスタシス)というものを備えています。大抵の異常は、恒常性によって解決します。(勿論、恒常性にも限界はあります。)
しかし、日頃の生活や食事の乱れ、肉体的、精神的なストレス等により、本来持っているハズの免疫機能が低下している方が大勢おられます。
つまり人間の身体は、適度な栄養と休養を摂って免疫力を元に戻してくれ、と訴えているのです。
こういった身体の訴えに対して我々医療従事者がやるべき事は、ただ症状を消せばいい、という事ではなく、正しい生活指導と、根本原因を解決する為の施術(色んな方法があります。)、これに尽きます。
しかし、これだけではまだ不十分です。
患者様自身にも、日頃の悪い生活習慣を改めて、免疫力が復活する環境に変えて頂く必要があります。
何故なら、今ある現状は全て(先天性疾患は除く)、皆さんのこれまでの生活の中で作り上げてきた結果ですから。
つまり、最終的に痛みや病気を治すのは、医者でも治療家でもなく、人間が本来持っている免疫力なのです。
だから、我々医療従事者は、その免疫力を復活する為のお手伝いをする。
それこそが、医療の本来あるべき姿、だと私は考えます。
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投稿者 共生ことぶき整骨院 | 記事URL

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2017/10/17

11月の休診日、診療日一部変更のお知らせ。

手技療法研修会出席の為、
11月6日(月)
休診とさせて頂きます。
その振替診療として、
11月3日(金)祝日
通常診療とさせて頂きます。

ご迷惑をおかけしますが、
      よろしくお願い致します。

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